インプラントの市場は現在、日本の市場において20%の減少をしています。その理由は、歯を失う人が減っていることが第一に考えられます。
これはこれで喜ばしいことです。しかし、私たち歯科医がしっかり認識すべきことは、やはりインプラントの失敗による風評なのです。私たちが長くインプラント治療を行っていて一番多いと思われるインプラントの失敗原因は、このインプラントの種類の選択ミスだと思われます。
どのインプラントメーカーも歯医者達に対して自分たちのインプラントは最高だと謳い売り込みをしてきます。しかも、それらのインプラントメーカーは、そのインプラントを導入するにあたり、ますますハードルを低くします。コストは安い、練習することもほとんどなくインプラントの認定医と称号を与えてしまうのです。
すると歯科医側もその気になってしまうのです。インプラントに対して初な歯科医達はメーカーに持ち上げられ、その気になり、しかもそのインプラントが最高のものだと信じるに至るのです。これにより、それを使用された患者のみならず、その歯科医も被害者になるのです。
現在、インプラントメーカーに対して訴訟を起こし、勝訴した患者さんも歯科医もいないのでが現状である以上、どちらの立場であっても一人一人が余計な情報に惑わされないようにしなくてはいけないと思います。
https://ameblo.jp/kinutasika/entry-11579195560.html
↑ 院長ブログ(インプラント市場について)