インプラントと天然歯は全く同じ物なのか。
よくホームページや広告で天然歯と全く同じと謳う他の歯科医院がありますが、それは違います。
口の中に15本のインプラントを入れている歯科医である私が言う事ですから、それに対して異論を唱えることができる歯科医いないはずです。
それでは、なにが違うのか。最も違うことは歯ごたえです。
例えば『サクサク』していると『シャキシャキ』していると何が違うか文章で書けと言われれば、多分、原稿用紙何枚かになってしまうでしょう。
しかし、歯ごたえで感じればたとえ目をつむっていても、これは『サクサク』これは『シャキシャキ』とすぐ区別がつくはずです。
それが、埋入後1カ月程度は、インプラントで感じることができません。私は、インプラントの歯を入れるたびにそれを違和感に感じました。
しかし、それも1~3カ月も過ぎると歯ごたえを感じることができるようになるのです。これは、脳が慣れていくためです。
その他の体験も天然歯とインプラントの違いを言ってくる患者様はいますが、時間とともに慣れてくるものなのです。
ただ事前にインプラントの歯を入れる前にそれを知っているか知らないかにより、それに対しての不安は変わってきます。
それは、全て歯科医任せにせず患者様自身が自ら勉強しておく必要もあると思います。
その一端になればと、このニュースを書かせていただいています。
院長 きぬた久和